「で、女神様が俺に何の用だ?」

素朴な疑問をぶつける斉天大聖。

「…ウラヌス…という方を御存知ですね?」

メミガは問い掛ける。

斉天大聖と同じドラン人で、彼と同じく原始形態に覚醒した戦士。

その実力は斉天大聖と限りなく互角であり、第7銀河系では鎬を削り合う間柄だった。

先に、共に第44銀河の統括者を倒してからウラヌスとはまた別れ、お互いに独自に修行を続けていたのだが…。

「全銀河系で最強を決める格闘大会が開催されます」

メミガは言った。

「その格闘大会に、ウラヌスさんを参加選手としてご招待した所、斉天大聖さん、貴方が出場しないのならば参加しないと仰られまして…主催者も兼ねている私としては、貴方の行方を探して、全宇宙方々を探し回っていたのです」