光弾の連続発射が多少なりは効いたのか。

影月のメタリックシルバーの装甲には、あちこちに亀裂が走り、欠けている箇所も存在する。

顔面も罅割れているようだ。

「銀河を滅ぼした兵器が、いい様だな」

睨み合いながら呟くウラヌス。

「そんな程度で銀河を滅亡させる事が出来るのか?随分と脆い銀河だったんだな!」

至近距離から、影月の顔面に頭突き!

影月の上体が仰け反る。

その隙に。

「でやあ!」

素早い動きからの後ろ回し蹴り!

吹き飛ばされる影月。

それを追ってウラヌスも飛び出し、接近しての拳の連打!

防御姿勢も儘ならず、影月はいいように打たれ続ける。

「どうした!1回戦の時の勢いは何処へ行ったっ?」

ウラヌスの渾身の拳が、影月の顔面を捉える!

影月は錐揉み回転しながら、地面に叩きつけられた。