掌からオーラの塊を生成し、続けざまに放って影月に連続してぶつける。

まるでマシンガンだ。

だが威力はマシンガンの比ではない。

言うなれば、絨毯爆撃できるマシンガン。

地表を破壊し尽くす爆弾を連続発射しているようなものだ。

あっという間に影月の姿は見えなくなり、爆発とその煙で、周囲は覆い尽くされる。

「能力値を出し過ぎてしまったか?しかし1回戦のユピテルとの戦いを見ている限り、この程度でくたばるほど柔でもあるまい」

攻撃の手を止め、薄笑みを浮かべるウラヌス。

「さあ、出て来い殺人機械さんよ。この程度じゃ物足りないだろう?」

余裕の表情で構えすら解くウラヌス目掛けて。

「!!」

影月が爆煙の中から飛び出してくる!

強烈な右の拳!

衝撃に換算すれば、50トンはあるだろう。

それをウラヌスは、片手で受け止めた。