1回戦が終了し、準決勝進出者が出揃った。

ウラヌス、影月、斉天大聖、メミガ。

まずはその準決勝の第1試合、ウラヌス対影月だ。

転移によって移動した先は、嘗て火山の噴火によって溶岩が大量に流れ出し、それが冷え固まって地表を覆い尽くした無人の惑星。

死の星と言ってもいいだろう。

「ここなら周囲を気にせず、思う存分暴れる事が出来る。そうだろう?殺人機械さんよ」

腕組みしたまま言うウラヌス。

対する影月は黙して語らず。

「だんまりか。まぁいい」

ウラヌスは構えた。

「すぐに声を出すようになる。苦痛の声と阿鼻叫喚をな」

言ってのけた彼は。

「だだだだだだだだ!」

両手から光弾を連続発射する!