「ん?」

首を傾げるシリウス。

そんな彼に対し。

「!?」

メミガの背後から伸びてきた何かが、襲いかかってきた!

青黒い、幾つもの節のある触手!

先端には猛禽類の爪のようなものがあり、シリウスを絡め取り、摑もうとする!

「うわ!」

思わず跳躍して触手を回避するシリウス。

触手は砂地を叩き、大きな爆発を起こした!

「これが私の本気の一部です…こんな醜悪なもの、女の私が持っているのは恥ずかしいのですが…」

伏し目がちに言うメミガ。

そんな彼女の態度とは裏腹に、職種は攻撃的にシリウスを襲ってくる!