会場。

巨大な水晶玉で斉天大聖とユアフの戦いを見ていたウラヌスやユピテル、シリウスは、その戦闘に度肝を抜かれる。

「第44銀河の統括者を倒した斉天大聖が…あんな一方的に…」

愕然とするシリウス。

そんな彼に。

「ユアフは」

語ったのはメミガだった。

「第19銀河出身の戦士です。自制心が全くない、破壊を好む完全な野獣のような性質で、易々と星を滅ぼすほどの力と、敵の技を次々と模倣する戦闘センスを持っています」

「星を滅ぼすほどの力だと?一体奴は何者なんだ」

腕組みしたまま問い掛けるウラヌスに。

「エフェスという異星人を御存知ですか?」

メミガが言う。

「ウラヌスさん達の住む第7銀河系にいた異星人なのですが…ユアフはそのエフェスの一族が崇める魔神なのです」