言った途端。

「!!!!!」

ユアフの全身から、とてつもない勢いでオーラが噴出した!

崩れ落ちる断崖、捲れ上がる岩盤、オーラの勢いで突風が峡谷の間を吹き抜け、砂埃が舞い上がった。

思わず顔を顰める斉天大聖。

その一瞬の隙に。

「あはははははははははははははははははあ!」

ユアフは猛スピードで突進、斉天大聖の腹に体当たり!

「がは!」

為す術もなく体当たりを食らった斉天大聖は、そのまま押されて幾つも巨岩を突き抜け、最後に硬い岩盤に叩き付けられる!

「あはあ、あはははははあ!」

斉天大聖の片足を摑んだユアフは、そのまま彼の体を振り回し、何度も何度も岩壁や岩肌にぶつけた。

最後はハンマー投げの要領で振り回して。

「はあ!」

岩山目掛けて放り投げる!