勝利を収めたウラヌスが、斉天大聖達のもとに戻ってきた。

「やったなウラヌス!」

斉天大聖が言うも。

「勝って当然だ」

ウラヌスは笑顔さえ見せない。

「あの宇宙警備隊の隊員も悪くはないが、俺の相手は務まらん。せいぜい能力値1億までの小悪党相手がお似合いだ」

そう言って、ウラヌスは腕組みしてそっぽを向いた。

相変わらず馴れ合いを嫌う性格だ。

「続いて第2試合を行います」

大会スタッフが選手を呼び出した。

「ユピテル選手、影月(かげつき)選手、お越し下さい」