ウラヌスもまた、オーラを集束させ始めた。

右手の甲に左手を添え、エネルギーを溜め、ゼロ目掛けて一気に放出する!

一直線に放たれた光線は、ゼロの白熱の光線と激突!

周囲の氷や雪を一気に気化させながら、拮抗状態を作り出す!

「ぬぅうぅうぅぅ…!」

「はぁあああぁあぁぁあ…!」

足を踏ん張り、吹き飛ばされないように堪える両者。

だが、ここ一番で戦闘経験の多いウラヌスの地力が勝った。

オーラを更に放出させ、ゼロの光線を押し切る!

押し返された自身の光線ごとオーラを浴び、ゼロは吹き飛ばされる!

閃光に包まれる惑星。

その光がおさまる頃には。

「う…うぅぅううぅ…」

全身から白煙を上げながら、海面に漂う失神したゼロの姿があった。