雪煙を上げて、滑っていくゼロの体。

「くっ…くそ…」

彼は口元を拭いながら、ヨロヨロと立ち上がる。

「こんなもんで…宇宙警備隊のスーパールーキーは負けやしないぜぇ…!」

右腕を垂直、左腕を平行に。

ゼロは両腕をL字を組んだ。

その腕に集束していく、膨大な量のオーラ。

「コイツで一気に決めてやるぜ!」

ゼロはL字を組んだ右腕から、白熱した光線を放射する!

何物をも溶かし、燃やし尽くす高熱の光線!

食らえばウラヌスとて、無傷では済まない。

ならば。