「誰が仲間だ」

腕組みしたまま、ウラヌスは鼻を鳴らす。

「メミガに推薦したのは、斉天大聖、貴様程度の奴がいないと大会に張り合いが出ないというだけの話だ。仲良しこよしなどする気はない。勘違いするな」

「相変わらずだなあ、ウラヌスは」

苦笑いする斉天大聖。

「久し振りだな」

シリウスが斉天大聖に歩み寄ってくる。

彼は『超越神化』という、原始形態とは別形態の強化変身に覚醒していたのだが…。

「どうしたシリウス、超越神化はしないんか?」

「へへ」

斉天大聖の言葉に、シリウスは鼻の舌を人差し指で擦った。

「そりゃあ今に分かるよ」