叫べ、叫べ、大きく叫べ!


―――…………

――……

―…



また、夢を見た。


真っ暗闇に私1人だけ。


そう思ったらたくさんの目が私を見ていて、とても気味悪い。


蔑み、哀れみ、同情、気の毒そうに、痛ましく……。


逃げても逃げてもその目は追いかけて来るばかりで、声は出せなくて、恐怖だけが私をのみ込んだ。


暗い底に落ちていく私は必死に何かを叫んで、手を伸ばして足掻くけど、たくさんの目は下へ落ちていく私をただ笑って見ている。


まるで、“ここはあなたがいるべき場所ではない”って言われているみたいだ。


何より、あの中にお母さんらしき目が笑っていたことに酷く悲しくなった。



夢なのに。


なんで夢でもこんな扱いされないといけないの?



そんな風に笑わないでよ。
そんな笑みを向けないで。
嫌いなら嫌いって言ってよ。
要らないなら要らないって。必要ないって言ってよ!!


だから――……っ。




「――!」


目を開けた。

瞬きを2回。


涙は頬に伝ったままで、ただ視界の先を見つめた。


驚きすぎて言葉が出ない。出せない。



ねえ、これも夢……?


なんで、目の前にヒトが、いるの……?