――チャイムの音で慌てて教室を飛び出た。
どうやら、あのまま寝てしまったらしい。
教室は真上の階だけど、本鈴だと思った私はペースを上げて教室へ向かった。
ガラリと音を比較的大きな音をたてて開けると一瞬の静けさが訪れただけで、またざわつく。
その中を何事もなかったかのように自分の席に着いた。
……良かった。まだ予鈴で。
そう思ったとき、本鈴が確実に鳴った。
午後の授業はこの50分だけ。
お昼ごはんの後の授業、しかも理科はとても眠くなる。
普段から睡魔は絶えないけど、なんでだろう。
理科の授業は特に瞼が重くなる。
先生が何かギャグとか面白いことをしてくれれば少しは目が開いてくれるかもしれないと思うのは度々だ。
先生の声はなんとなく耳を通って、黒板に追加されていく文字を続きのページに書き写す。
クラスのみんなも退屈そう。
隣は完璧に寝てるし、後ろからは小さな笑い声やシャーペンを走らせる音が聞こえる。
……つまらないな、やっぱり。



