よく、思うんだ。


私はここにいていいのか。


私は必要な存在なのか。


そもそも生きていた方がいいのか。



――どうして生まれてきたのだろうって。




真っ暗闇の中、視界はこの暗さに慣れ、目線の先には波打ったような模様の天井が見える。



何となく伸ばした手のひらを広げたり閉じたりしながら、私について考えるとどんどん汚い感情が止めることなく溢れてくる。



こんな感情なんて本当は持ちたくない。



それだけで自分が惨めで、情けなくなるから。



生きていることに自信が持てなくなる。



だから、根暗って言われるんだ。



しょうがない。

こういう性格になってしまったんだ。



その原因を作ったのは紛れもなく、私の家族なんだから。