「大丈夫です。それにほとんど見ちゃいましたし」
「じゃあ行こうか」
南さんは先に立ち上がると、すかさず手を差し出してくれた。
さっきまでずっと手を繋いでいたとはいえ、やはり緊張してしまう。首を傾げながら「ん?」なんて言われちゃうと余計に。
「すみません」
少しだけ震えてしまいながらも差し出されたままの大きな手に触れると、すぐに彼はギュッと握りしめた。
「どういたしまして。まずはお昼ご飯食べに行こう」
「……はい」
一緒に動物を見ただけなんだけどな。少しだけ南さんのことを知れた気がする。
年上なのに、一緒になって動物を見ては「可愛い」「カッコイイね」って共感してくれて、同じ目線で楽しんでくれて。
間隔がズレていて、合わないと思っていたけれど……本当は違うのかな?
意外な彼の一面に触れて、戸惑うばかりだった。
そして次に南さんが連れてきてくれた場所は、なんと浅草。
まずはご飯を食べようとなり、入ったお店はもんじゃ焼きとお好み焼きが食べられる飲食店だった。
「じゃあ行こうか」
南さんは先に立ち上がると、すかさず手を差し出してくれた。
さっきまでずっと手を繋いでいたとはいえ、やはり緊張してしまう。首を傾げながら「ん?」なんて言われちゃうと余計に。
「すみません」
少しだけ震えてしまいながらも差し出されたままの大きな手に触れると、すぐに彼はギュッと握りしめた。
「どういたしまして。まずはお昼ご飯食べに行こう」
「……はい」
一緒に動物を見ただけなんだけどな。少しだけ南さんのことを知れた気がする。
年上なのに、一緒になって動物を見ては「可愛い」「カッコイイね」って共感してくれて、同じ目線で楽しんでくれて。
間隔がズレていて、合わないと思っていたけれど……本当は違うのかな?
意外な彼の一面に触れて、戸惑うばかりだった。
そして次に南さんが連れてきてくれた場所は、なんと浅草。
まずはご飯を食べようとなり、入ったお店はもんじゃ焼きとお好み焼きが食べられる飲食店だった。



