「ミャー、どういうこと? ……なにかあったの?」
「それは……」
チラッと見てしまうのは、南さんの背後に立つ笹本さんの姿。
彼女は海斗が話し出してからも一切表情を変えていない。関わっているのなら表情を変えてしまうはず。それなのに変えないってことは、笹本さんは関わっていないの? でも――やっぱり疑わずにはいられない。
ジッと彼女に視線を送り続けている間も、笹本さんは表情を変えず私を見据えたまま。
「ミャー……?」
南さんが声を上げた時、笹本さんは私から視線を逸らし南さんを見つめた。
「副社長、おふたりは恐らく私に不信感を抱いておられるのかと……」
「え、どうして?」
キョトンとする南さん。私と海斗はまさか笹本さんが自分から事の経緯を話すとは夢にも思わず、驚愕してしまう。
そんな私達を余所に、笹本さんは淡々と話し出した。
「実は出張中、連絡がございまして。……水谷製作所の社員五名がうちの会社に転職してきたと」
「真理愛の会社に?」
「それは……」
チラッと見てしまうのは、南さんの背後に立つ笹本さんの姿。
彼女は海斗が話し出してからも一切表情を変えていない。関わっているのなら表情を変えてしまうはず。それなのに変えないってことは、笹本さんは関わっていないの? でも――やっぱり疑わずにはいられない。
ジッと彼女に視線を送り続けている間も、笹本さんは表情を変えず私を見据えたまま。
「ミャー……?」
南さんが声を上げた時、笹本さんは私から視線を逸らし南さんを見つめた。
「副社長、おふたりは恐らく私に不信感を抱いておられるのかと……」
「え、どうして?」
キョトンとする南さん。私と海斗はまさか笹本さんが自分から事の経緯を話すとは夢にも思わず、驚愕してしまう。
そんな私達を余所に、笹本さんは淡々と話し出した。
「実は出張中、連絡がございまして。……水谷製作所の社員五名がうちの会社に転職してきたと」
「真理愛の会社に?」



