事情を知らないとはいえ、このタイミングで南さんが笹本さんと一緒に訪ねてきたものだから余計に。
「真理愛もこの前はちゃんとミャーに挨拶できなかったから、この機会にしたいって言ってくれて」
嬉しそうに話す南さんだけど、思わず「え?」と声を上げてしまった。
挨拶ならこの前しっかりしてもらった。名刺までもらったし。
「ミャー、改めて紹介するね。こちら僕の秘書を務めてもらっている――……」
「ちょっと待ってください」
南さんの声を遮ったのは、さっきまで突然現れた南さんに戸惑っていた海斗だった。
私を庇うように立つと、海斗は南さんと対峙した。
「こんな時によく美弥に彼女のことを紹介できますね。……もしかして南さん、なにも知らないんですか?」
「え、どういうこと?」
「ちょっと海斗!」
怪訝そうに顔をしかめる南さんに、慌てて海斗の腕を掴んだものの、「いいから黙ってろ」と言われてしまい、腕を掴んでいた手も反対の手で離されてしまった。
「その様子だと知らないんですね。あの日から二週間近く経つのに、ミャーの様子がおかしいって気づかなかったんですか?」
苛立ちを隠せず捲し立てるように言った海斗に、南さんは目を瞬かせ私を見た。
「真理愛もこの前はちゃんとミャーに挨拶できなかったから、この機会にしたいって言ってくれて」
嬉しそうに話す南さんだけど、思わず「え?」と声を上げてしまった。
挨拶ならこの前しっかりしてもらった。名刺までもらったし。
「ミャー、改めて紹介するね。こちら僕の秘書を務めてもらっている――……」
「ちょっと待ってください」
南さんの声を遮ったのは、さっきまで突然現れた南さんに戸惑っていた海斗だった。
私を庇うように立つと、海斗は南さんと対峙した。
「こんな時によく美弥に彼女のことを紹介できますね。……もしかして南さん、なにも知らないんですか?」
「え、どういうこと?」
「ちょっと海斗!」
怪訝そうに顔をしかめる南さんに、慌てて海斗の腕を掴んだものの、「いいから黙ってろ」と言われてしまい、腕を掴んでいた手も反対の手で離されてしまった。
「その様子だと知らないんですね。あの日から二週間近く経つのに、ミャーの様子がおかしいって気づかなかったんですか?」
苛立ちを隠せず捲し立てるように言った海斗に、南さんは目を瞬かせ私を見た。



