「え、もう行くって……こんな時間に? それに朝ご飯は?」
慌てて後を追い掛ける。
「んー……悪いがちょっと食欲なくてな」
食欲ないって……。だって昨日のお昼からまともに食べていないよね?
「じゃあおにぎりとスープあとで持っていくから食べて。食べないと仕事にならないでしょ?」
心配になり言うとお父さんは「頼むな」と言い、早々と家を出て行ってしまった。
「大丈夫かな、お父さん」
いつも身体が資本!と言って、食事だけは三食しっかり食べる人だったのに。
やっぱりまだ無理しているのかもしれない。いや、でも昨日の今日で気持ちに整理なんてつくはずないよね。無理に前を向いているだけなのかも。とにかくなにか食べさせないと。
慌てておにぎりを握り、ネギとわかめだけの簡単な味噌汁を水筒に入れて作業所へ持っていった。
【ミャー、今日もお疲れ様。そちらはもう夜だよね? なにか変わったことない? 明後日の夜にはミャーに会えると思うと楽しみだよ】
南さんから届いたメールを見つめたまま、返答に困ってしまう。
慌てて後を追い掛ける。
「んー……悪いがちょっと食欲なくてな」
食欲ないって……。だって昨日のお昼からまともに食べていないよね?
「じゃあおにぎりとスープあとで持っていくから食べて。食べないと仕事にならないでしょ?」
心配になり言うとお父さんは「頼むな」と言い、早々と家を出て行ってしまった。
「大丈夫かな、お父さん」
いつも身体が資本!と言って、食事だけは三食しっかり食べる人だったのに。
やっぱりまだ無理しているのかもしれない。いや、でも昨日の今日で気持ちに整理なんてつくはずないよね。無理に前を向いているだけなのかも。とにかくなにか食べさせないと。
慌てておにぎりを握り、ネギとわかめだけの簡単な味噌汁を水筒に入れて作業所へ持っていった。
【ミャー、今日もお疲れ様。そちらはもう夜だよね? なにか変わったことない? 明後日の夜にはミャーに会えると思うと楽しみだよ】
南さんから届いたメールを見つめたまま、返答に困ってしまう。



