だって笹本さんは南さんのことが、幼い頃からずっと好きだったわけで……。それなのに私たちのことを彼の口から直接聞いたなんて。
いや、でもこればかりはどうしようもないよね。だって私も南さんのことが好きだから。
「今後結納や披露宴となると、真理愛の手も借りなくちゃいけなくなるからね。父さんに報告したあと、真理愛にも報告したら『おめでとう』って言ってくれたよ。それとミャーにもよろしくって。今度ゆっくり会いたいってさ」
「私に、ですか?」
笹本さんが私に?
顔が強張ってしまうも、運転中の彼は気付くことなく、クスクスと笑い出した。
「他に誰がいるのさ。結納前に会わせてあげられるといいんだけど、予定がなぁ……」
スケジュールを思い出しているのか、考え込んでしまった彼。
笹本さんが私に会いたい理由ってなんだろう。だって宣戦布告されたんだよ?
なにか言われる? それとも純粋に「おめでとう」って言ってくれるの?
できれば会いたくない。けれど南さんとこれからも一緒にいる以上、いづれ会うことになる。
だって彼女は南さんの幼なじみで、仕事上のパートナーでもあるのだから。
いや、でもこればかりはどうしようもないよね。だって私も南さんのことが好きだから。
「今後結納や披露宴となると、真理愛の手も借りなくちゃいけなくなるからね。父さんに報告したあと、真理愛にも報告したら『おめでとう』って言ってくれたよ。それとミャーにもよろしくって。今度ゆっくり会いたいってさ」
「私に、ですか?」
笹本さんが私に?
顔が強張ってしまうも、運転中の彼は気付くことなく、クスクスと笑い出した。
「他に誰がいるのさ。結納前に会わせてあげられるといいんだけど、予定がなぁ……」
スケジュールを思い出しているのか、考え込んでしまった彼。
笹本さんが私に会いたい理由ってなんだろう。だって宣戦布告されたんだよ?
なにか言われる? それとも純粋に「おめでとう」って言ってくれるの?
できれば会いたくない。けれど南さんとこれからも一緒にいる以上、いづれ会うことになる。
だって彼女は南さんの幼なじみで、仕事上のパートナーでもあるのだから。



