「ッあーーーーーー!


無理!


分からない!



なんなの、ベンゼンって!

もっと規則性をもって変化してよ

時間かかるし覚えること増えるじゃん」




おひるごはんを食べて、30分の休憩時間


次の化学の授業の宿題をしています。



しているんだけど、、、


「もう無理!やだ!

そもそもベンゼンがうまく書けない!」


なんでこんな大切な時間を宿題に使わないといけないの?!


次の時間は先生の時間なんだから


もっとしっかり化粧して


最高の私で授業を受けたいのに!



「ほーら、そんな騒がない。


そもそも、ここにつくエーテルが違うんだよ」



横から葵が教えてくれる



天使か!


「なんでこんな化学が苦手なの、雪先生教え方うまいじゃん」





「うまいのは教え方だけじゃないよ」



ぼそっと言ってしまった。



葵がきょとんとこちらを見ている


何を言ってるんだ私は

変態か!

欲求不満か!




ひとりで慌てていると


納得したように


「ああ!雪先生、イラストもうまいから、多分生物もできそうだよね!」


とひとりうなずいていた





先週「結婚記念日」で一緒に変えれなかったから



ううん、本当はずっと


私は二番目だから



それだったら、この学校の誰よりも先生を知っていたい





キスマークがついている首を触る






ふと、葵の指を見てみると



きらりと光っているものが




「あおい!

彼から指輪もらったの?」



一生懸命ベンゼンを書いている葵が幸せそうに


「そうなの!


おととい、夜にデートの時にくれたんだ!


試合の時のお弁当のお礼にって。


サプライズで嬉しかったんだー!」




いいないいな、カレカノっぽい!


「ってことは、彼とペアなの?」



「んーん、彼は部活でボール使うときに指輪は邪魔だし、いらないって。

だから、私だけなんだけどね!」




うらやましい!


「ほら、そんな話してたらあと10分だよ!
あと、2問、エーテルのところはね、、、、」



葵のスパルタ授業が続いた