好きだなー

と思う

それをすぐに口に出しちゃうから

あまり信じてもらえないんだけど

例えば、

世界の終りになにがしたい?

って質問があったら、

迷わず

あなたのそばに行きたい

そこで死にたいって答えるわ









「莉緒、おはよう!」


今日も好きな人の声を聴くことから始まる朝


「おはよ、高尾!」


眠そうに目をこすりながら

試合会場まで一緒に行く







マネージャーとプレーヤーの関係


まつ毛が長くて

色が白くて

でも筋肉質で



私の好きな人はなんてかっこいいのだろう







「、、、なに、莉緒。
ずっとこっち見て」







「いや、好きだなーと思って」



ハッと高尾が笑う


その顔もかっこいい


写真に保存したい







「何言ってんだよ、また」



「いやいや、本当だよ

高尾のかっこよさはね、世界一だからね」



ただ、誰もあなたの良さに気が付かないでほしいんだけど






と、言いかけてやめた。








学校の近く、校門の前にいたから


高尾の彼女が








「お!葵、応援来てくれたんだ!」


学年でも可愛いと評判の彼女


私の大好きな人の彼女






私には見せない、彼女に向ける高尾の笑顔が






唯一私の嫌いな彼の表情





「うん。お弁当を作ってきたんだけど、これから予備校に行かなきゃで、試合見れないんだ。ごめんね」




申し訳なさそうに言う彼女に





高尾は「大丈夫だよ、お弁当めっちゃ嬉しい」と笑顔



後ろからくるほかの部員に紛れてその場を去る


だって




ああいうとき


どんな顔して

好きな人の隣にいればいよいかわからない













世界が終わる時


私は好きな人の隣にいたいけど


私の好きな人は


好きな人の隣にいたいと思うのかな