「太陽、私、用事あるから帰るね」


「は?」


私は、荷物を背負って靴箱へ向かおうとする。

「ちょっと待てよ。これ、全部俺がしないといけないわけ?」


そんな太陽を無視して、私は学校を出た。

胸が痛い。

チクチクする。

泣きそうだった。


ごめん、本当にごめん、太陽。