「影くーん!英語のここのとこ教えてよ」

私は、美奈をほって影くんの席へ向かう。

この三日間、私は毎日休み時間に、影くんに勉強を
教えてもらっている。

「え?そこ、昨日教えなかったっけ?」

「ごめん、もう一回…」

「まったく…。まあ、ひまりには教える価値があるからいいや。
太陽と違って」

「だよね!!太陽、何回教えても直んないよね」

「そうそう。こりゃあ、今回、200位間違いなしだね」

「私も同じこと言っといた!」