「違う。そういうことじゃなくて。ただ、その…。影くんが」


太陽の顔が曇る。

そして、勢いよく叫んだ。




「影くん影くん言うな。俺は太陽だ。俺だけを見ろよ」





真剣な眼差しで。


なんだか全てを見透かされたようだった。


私が気づいてなかった「何か」まで。


「お前は、俺のどこが好きか?」