「え?」

「とりあえずそこやってみて。今度のテストの範囲」

家庭教師といっても、私も飛び抜けて頭がいいわけでも無い。

私の学年には大体200人ぐらいいて、
私は30位から50位くらいの位置にはいる。

もっとも、影くんは一桁の順位しかとったことないし、
太陽は150位以下だと思われる。

「はい、できた」

しばらく時間が経って、太陽がワークを差し出してきた。