「ご、ごめん…!」
佐藤くんはあまりの威圧感に腰を抜かしそうになりがらも去っていった。
あ…佐藤くんが行っちゃった。
「来い」
彼はたった二文字だけ言うと、私の腕を痛いほど掴んでグイグイっと歩き始める。
「あの、学校は!?」
「そんなもん、どうでもいい」
ど、どうでもいいって……!?
学校は大事だよ!?
結局、そのまま逆らうことなんてできなくて彼に言われるままについてきてしまった。
しかも、連れてこられたのは佑介の部屋。
床には部屋着などが散らばってあって、いかにも男の子の部屋って感じ。
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