「だから、お前は黙って

俺の愛を全身で受け止めろ」




そう言うと、彼は私の首元に吸い付いた。


チクッとした小さな痛みが首元にはしる。




「お前は誰にもやんない。一生俺のもん」




耳元で囁かれたその言葉に私の心臓は大きく飛び跳ねて、だんだんと顔が熱くなっていき体が甘く痺れる。



彼の吐息のせいで耳がジンジンと熱を帯びていく。




「なに?もっと耳元で囁かれたいの…?」



「なっ…!」



「言う通りになんてしてやんないけど」




意地悪そうにはにかむと、私を愛おしそうに見つめ、唇にキスを落とし…それはだんだんと下へといく。



それから私は彼に体を委ねた。


私の体は彼の少し歪んだ溺愛方法で深く甘く溺れていった。




─────…架澄(かすみ)…愛してる



私は微かに聞こえたその声と私を愛おしそうに見つめる彼に幸せを感じながら


キミの腕の中で落ちていった────。






キミの溺愛方法 END