アイツの顔は、目は一重で土偶みたいだし、顔はまん丸で、髪の毛も可愛げない感じ。



めっちゃブサイク。



ブサイク ブサイクっていうの、失礼かもしれないけど…アイツにはその言葉しか似合わねぇもん。



昼休み…そんなアイツが待つ屋上へ行かなきゃいけねぇなんて…


超憂鬱だ…



オレは重い気持ちで自分の教室に戻った。



「啓!」


「…一哉」



親友の一哉が声を掛けてきた。



「なぁ一哉、聞いてよな。オレさ…羽左 由良に昼休み呼び出されちゃったよ」


「え゛っ!?あのブサイクに!?」



ほら、有名だろ?