「あの娘、かわっていたな」
「はい」
そのころ城では、
殿様と若ご、
夜食をとっていた。
「あの娘を、気に入ったようだな」
若は、顔を赤くして、
うなずいた。
「一度、この城につれてこよう。
私も気になっている...」