納得し食べようとする武彦だが、

なんという食べ物なのか、

美味しそうに見えない、

それにこの強烈なにおい、

『本当にこれが食べ物なのかな?』と

この時武彦は思っていた。


同時に、

『さっきから気になっていた匂いは、

これだったのか』と、

この時初めて気づいた。


その為とても美味しそうに見えないが、

今食べておかないと、

何時食べられるか分からないと聞いた武彦は、

みんなが食べるのを見て、

鼻をつまみながら、

恐る恐るその物体を一掴みだけ口に放り込んだ。


ところが予想に反してとても美味しく、

そこから一気に食べ終えてしまった。