ここで武彦が、

今まで抱いていた疑問をぶつける。


「だから僕の名前を知っていたの?」

「そういう事だ!」

「でもちょっと待って、

君達が戦っているのは分かった!

でもどうして僕まで…」

「武彦…何故君が、

この世界に迷い込んだかは分からない、

でも君は今まで外の世界で、

我々と共に戦ってきただろ?

今度はこの世界で、

我々と共に戦う番なんじゃないのか?」

「わかった、一緒に戦うよ…」

渋々承諾する武彦、

しかしこの時の武彦は、

戦うと言う事を、

単なるゲームの様に甘く考えていた。