ところが彼はこうしてゲームにのめり込んでいくうちに、 徐々に塾だけでなく学校にも行かなくなってしまい、 再び家に引きこもるようになってしまった。 この時すでに武彦は中学三年生になっていたが、 成績は更に落ち込み下から数えた方が早い状態になってしまい、 当然高等部への進学は断念せざるをえなかった。 ところがそんな状態になっても武彦はゲームに没頭しており、 完全に勉強する気がうせていた。