拓也は武彦から何の返事も返ってこないためもう一度たずねる。
「ゲーセンだよ…知らないの?
ゲームセンターの事だよ」
するとこの質問にようやく返事をする武彦。
「知ってるよその位、
けどそんな所行ったことないよ」
「だったら行ってみようぜ」
「でも…こんな時間にゲームセンターなんかに行ったらまずいよ」
「大丈夫!みんな行ってるって、
息抜き息抜き、
ストレス解消になるし…
嫌な事もみんな吹っ飛ぶから、
なぁ行こうぜ!」
半ば強引に誘われた武彦は、
『一度くらい良いかな?』
そう思い付き合う事にした。



