シグナル


「そうだなぁ?

もし都合が悪くなければ次の金曜日の放課後はどうでしょう…」

「金曜日ですね、分かりました」

武田が岡嶋の問い掛けに応えると、

その後改めて二人にお願いする岡嶋。


「ではお二人とも宜しくお願いします」

その願いに応える小松崎。

「もちろんです!

坂田君は岡嶋先生の生徒であると同時に、

うちの生徒でもあるんですから…」

「お二人ともそろそろ帰った方が良いんじゃないですか?

もうこんな時間ですよ…」

武田の声に小松崎が時計を見ると、

時計の針は十時をさしていた。


「そうですね…

帰りましょうか、

武田先生は引き続き当直をお願いします、

それじゃお疲れ様」

立ち上がり帰ろうとする小松崎に、

岡嶋が声を掛ける。


「お疲れ様です!

今日はお世話かけてすみませんでした」

その後岡嶋と小松崎は学校を後にした。