「岡嶋先生…
一体何があったんですか?」
「まったく参りましたよ!
この前坂田君の家に伺った時に、
本人と会わせて貰えなかったもので、
今日こそはと思いもう一度伺ったんです。
ですがやっぱり会わせて貰えませんでした、
それどころかお母さんまで玄関にさえ出て来てくれずに、
インターホン越しにしか話せなかったんです。
なので今日こそはきちんと話をしたいと思って、
何時までも待ってると言って玄関先で待ってたんです。
でもいずれお父さんが帰ってくるでしょうから、
その時に話を聞いて貰えないかと思っていたんです、
それでもダメならその時帰ろうと思ってました。
そしたら警察に通報されてしまって…
今思えば焦っていたのかも知れません、
玄関先で待つと言うのはやり過ぎだったかなと…」
「岡嶋先生程のベテランが何を焦っているんですか?
今の時代昔みたいな熱血は通用しないこと位先生だって分かってるハズじゃないですか!
そう言うのはかえってうっとうしく思われるだけなんですよ!」



