「ごめんなさい、 こうなったのもママがいけないのよね!」 美智代は武彦の体を抱きしめながら泣き崩れてしまった。 「ごめんなさい、ごめんなさい武彦… ママが勉強ばかり言わなければ、 こんな事にならなかったのよね! ママを許して…」 美智代は武彦に覆い被さるように抱きしめながら泣き崩れてしまい、 陽が落ちるまで武彦のもとを離れずにいる。 それまでの様々な思い出と、 反省を胸に抱きながら。 【完】