「君とはまたどっかで会える気がする」 「え.....?どうゆう....」 風が一層強くなる。 髪が乱れる。 いい香りに胸がときめく。 桜の花びらが細い栗色の髪に絡まった。 夕暮れが近づいていた。 きゅ....と、手を握られる。 地面に散っていた桜が一斉に舞った。 「運命....、感じたんだ」 夕日に照らされる笑顔が眩しい。 また会おうね..... くしゅんっ。