ーーーー・・・ 「“愛子先生”。おはよう」 「きゃっ!」 突然橘くんに背後から声をかけられ、思わず叫んでしまった。 「視線痛いんだけど」 「ご、ごめんなさい」 確かに廊下ですれ違う学生たちが私達を訝しげな表情で見ていた。 「それ、最近してるね」 橘くんの視線の先には、橘くんからもらったネックレスがあった。