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「ああ……もう俺の人生終わったかも」
「は?」
「明日にはきっと俺の頭上に隕石が落ちてきて死ぬんだ」
「一回くらい隕石当たったほうがその石頭にはちょうどいいんじゃない?」
「いくら石頭でも即死だよ」
「いや、もしかしたら思考が柔軟になれるかもよ。そんな風なドラマあった気がする、たぶん」
「なんだよそれ、適当だなあ……」
うつ伏せの状態でソファーから片腕をダランと放り出し脱力する俺の上に妹が容赦なく飛び乗ってきた。
「重いよ」と言えば「は?殺されたいの?」と返された。
年頃の女の子に対して言ってはいけないワードだったことに今更気づく。

