いやでも、デートをするならちゃんと告白して付き合ってからがいい。
こんな曖昧な状態では俺の心が納得しない。
ここは慎重かつ丁寧に断りをいれて……
いや、待てよ。寧ろ告白してしまえばいいのでは?
そうすれば俺の心の問題もクリアできて木南さんとデートにも行ける。最高じゃないか。
まだ両想いだという確信はないけど、言わないよりましだ。
きっと、そのはず。
……そのはず、だけど。
「できるか、んなもん!!!」
「……あの、会長?」
はっ!しまった!
木南さんそっちのけで完全に自分の中にトリップしてしまっていた。
「無理ならいいんです、忘れて下さい。それでは、お先に帰らせて貰います」
「あ、う、あの……!」
「はい?」
「……っ………また、来週」
「はい」
ピシャリと閉じられた生徒会室の扉。
俺は逃してしまったチャンスに打ちひしがれていた。

