夢みるHappy marriage



壁のほとんどを占める窓から夜景と月の光が控え目に寝室に差す。

私の抵抗がなくなると押さえつけていた手を離して、私の頬に手を添えながらまた唇にキスをされた。

私に気を使って軽く触れるだけのもの、大丈夫と言うように恐る恐る彼の背中へ腕を回すと彼は驚いたのか一瞬唇を離して私の顔を見た。

恥ずかしくて顔をそらすと、彼は自分のシャツのボタンを上から外し始めた。胸が痛い位ドキドキして、ちらっとそっちを見るとそのまま、またキス。

今度はさっきとは打って変わって最初から深いもの。

自然に涙が零れる。

……あぁ捕まってしまった。

もう彼が好きだ、どうしようもない位。
彼の背中に回していた手できゅっとシャツを掴む。

この先、待ち受けてるのは甘ったるい幸福?
それとも、また疑心暗鬼にかられる日々?

つきまとう不安に胸が押し潰されそう、だけどそれ以上に与えられる甘美な一時に私の想いもどんどん溢れていく。

何度名前を呼ばれたか、何度好きと言われたか。
私の表情と反応をいちいち確認しながら、丁寧に行われる行為。

彼にひたすら奉仕され、与えられる甘い性感にただただ酔いしれた。