こぼれ落ちる、本音の数々。 一度開かれた口は、もう閉まることを知らない。 「もう無理なんだって」 「おい、落ち着けって」 一度言葉にしてしまったら、それを取り消すことなんてできない。 そのことも、きっとわかっていたはずなのに、私は最低に成り下がる。 「ーーお願いだから、どっかいってよ。今は新藤凛の顔みたくない」 これは、本音じゃない。 私の気持ちと真逆の言葉。 「あっそ」 「それなら一生ウジウジしてろ」 残る気持ちは、後悔。 言いたくなかった、 言うはずじゃなかった、 こんなこと。