誰よりも遠い貴方…





シオ「…ハルサン、結婚してるの…」


エマ「…」


シオ「でもシオ、ハルサンの事ばっか考えてて
でもダメだ!って分かってて…
でも、ハルサンに逢いたくて…
ハルサンの声聞きたくて…
でも、忘れようと思ってて…
どうしよう…」


エマ「最近のおかしなシーチャンの原因はハルサン?」


シオ「…うん。
マスターの友達だし…
逢った次の日にやっちゃって…
それから結婚してるの分かって…
なんかエマにも言いにくくて…」


エマ「…そっか。」


シオ「ごめんね…」


エマ「ハルサン来るよ。
始まっちゃうよ?
きっと辛いよ…」


シオ「うん…」


エマ「いいの?
正直、エマはシーチャンに不倫なんてして欲しくないな…」


シオ「うん…」


エマ「うーん…
でも逢いたいんだ?」


シオ「うん…」


エマ「ハルサンの事好きなんだ?」


シオ「好き?」


エマ「好きだから逢いたいんでしょ?
辛い恋になっても離れてる方が辛くて
傍に居たいんでしょ?」