マサトが他のカウンター席の客と話に行った時。




エマ「シーチャン?
何かあったんでしょ?」


シオ「なんで?」

グラスのドリンクを飲みながら私は聞いた。



エマ「だって最近のシーチャン、なんだかおかしい…
なんか隠してる…って言っても
皆に隠してるってか…
シーチャンがシーチャン自身に嘘付いてる!!
って感じ。」


シオ「んー…そうかな?」


確かにエマの言ってる事は当たってるのかもしれない。
私はハルサンへの想い
ハルサンと繋がった事
そして、ハルサンの現状を知った事。
全て忘れたいがために
全て受け入れて無様に泣きたくないがために
【普通】を装ってるのかもしれない…。