もうとっくに春の存在は自分の中で消えていっていたのがわかった。


既に翔の姿を追いかけていたから。


毎日のLINEが楽しくて。


学校では全然話せなくても、家に帰って


携帯を開けば好きな人からの通知。


ドキドキなんて、今までと大して変わらない。


それなのに私にとっては今までで1番胸が高鳴ってる気がしてた。