☆★立騎said★☆


「...あたしは無理。あいつに、壱馬に会うなんて...」

「璃咲っ!!」



は?

壱馬って言った?


気が付いたら俺はみぃちゃんの襟元を掴んでいた




「みぃちゃん、壱馬って?」

「その前に、けほっ、手をっ離して...っ!」




言われた通りに離すと、みぃちゃんはそのまま膝から崩れ落ちた




「「愛桜ちゃん!?」」

「みぃちゃんっ!?」

「みぃ!?」



みんながみぃちゃんに話し掛ける中、俺たちの王様は

ただ哀しそうに空を見つめていた




突然、ドアが開いた

みぃちゃんを見つけて駆け寄る




「愛桜、大丈夫!?」



その子の顔は見えなかったけど、みぃちゃんをとても心配していた

そして、ずっと背中を叩いていた甲斐あってかみぃちゃんの意識が戻る



「ん、」

「愛桜!!」



みぃちゃんは彼に何か囁いた

彼はそれに頷くとみぃちゃんをベンチに寝かせて校舎に入っていった