「...らぎさん!..さらぎさん!如月さん!」



呼ばれて目を覚ますと数学教師、加賀先生がいた

その顔は少し赤い

怒りすぎたのだろう



「はい?」

「何寝てるんですか!?」

「途中までは起きてましたよ?」

「っ聞いてたと言うならこの問題を解きなさい!」

「...せんせ、これ。大学の問題ですよね?」

「ええ、でも解けるでしょう?ただの応用ですから。」

「別に問題ないですけど。」

「10分待ってあげます。」



前に出てチョークを手に持つと先生が言った

その顔は笑顔だ


どうせ、解けるわけないとそう思っている


今まで解いてこなかったもんね?

目立つの避けてたし...

容姿のせいで目立つのはもう避けられないからとことんやっちゃいますね?



「10分もいらないですよ」

「え?」



あー、この問題私知ってるわ

てか、これって....





「出来ました♪」