2人でお互いの手を握って囁き合う


そのまま、キスをまた繰り返す

今度は深い方

そのキスに何度も溺れそうになる

だけど、その度に奏翔が離れるから






「は...ぁっ....」

「...っ」






突然、奏翔は私を抱き上げて総長室に向かった






「え、奏翔?」

「愛桜....」






奏翔の熱を帯びた瞳が、指が、声が、私を刺激する

薄く開かれた口から零れた声は

どこから引っ張り出してきたのか色気を孕んでいた






「愛桜、悪い、ちょっとキツい」

「え、奏翔?」