「こほんっ!」






わざとらしい優の咳で我に返る

慌てて離れようとするものの

キスはやめてくれたけど

私を抱きしめるのはやめてくれない奏翔






「これにて、姫任命式を終わります。

ここからは...無礼講だ!

好きなだけ呑んで、好きなだけはしゃぐといい


あ、【燈華】の副総長狙ってるやつは諦めてねー

俺の彼女だから

手出したら分かってるよなー?」






優"クン"....再び降臨

なんてふざけてる暇は璃咲にはないらしい


あーあ....






「ゆーう、程々にしなよー」

「ここでヤんなよ?総長室も貸さないからな」

「ゆーくん、暴れないでねーっ!」

「お前ははしゃぎすぎんなよ、立。」


「優、くんっ!落ち着いてっ...!」