優が離れると少しはだけた璃咲が乱れた呼吸を整えていた

ちなみに顔は真っ赤である

私はシャツのボタンを留める為に璃咲に近付いて気付いた


....キスマーク、ねぇ?


そのままボタンを留めて、奏翔の隣に戻る前に優の近くに言って囁く





「意外と独占欲強いんだ?自分のモノって印をつけるなんて」





優はまあ、少し楽しそうに笑って答える





「まあね?だってそしたら、男が寄り付かなくなるでしょ」

「確かに?」





奏翔の隣に戻ると奏翔は訊ねてきた





「なに、話してたんだ?」

「ふふっ。優が意外と独占欲強いってこと♪」

「へぇ?」

「璃咲の首元にキスマーク、付いてたから」

「なるほど」





奏翔はとても楽しそうに笑う

気持ちは分かるけどね





「璃咲、大丈夫?」

「あ...うん。」

「そういえば、キスされる前顔が青かったのはなんで?」

「....あー。今みたいなの、よくあるから、さ。」

「まさか、どこでもしちゃうの?」

「まあ、ね?」




あららら....

ほんと笑うしかできないな....